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Q&A

目次

リンクが無いのは作業中です!!

探触子

振動子/探触子から出る音圧波形は?

受信の音圧波形と電圧(表示)波形

振動子の材質と帯域、感度の関係は

探触子の寿命はどの程度なのか?

 保護膜の寿命はどの程度なのか?

 ケーブル長さと波形歪みの関係は

 帯域と感度

 どこまで低い周波数の探触子が製作できるか

どこまで高い周波数の探触子が製作できるか

製造可能な最小の振動子径は

製造可能な最大の振動子径は

送信電圧と感度の関係は

平均化処理とSN向上?

パルサーレシーバーとのマッチングは

 強くフォーカスしたいのだが?

 狭帯域探触子と広帯域探触子+フィルターで、同じ結果と成るか?

 Lマッチングによる効果は

材料の粒子が荒く、SNが取れない、如何したらよい?

パルサーの寿命は

ホイヘンスの原理は正しいの?

送信電圧と寿命の関係は

最大送信電圧はどの程度まであげられるか

フーリエ解析とウエーブレットの違いは

ウエッブからダウンロードしたいが容量が大きすぎる。何とかならない?

 

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平均化処理でSNは向上するのか?

平均化処理では、ランダムなノイズが減ります。探傷器の内部特にアンプの初段では電気ノイズ(ショットノイズ、ホワイトノイズ等)が発生しています。このレベルは数十μV程度です。これは平均化処理で小さくなります。

また、探傷器のPRFと同期しない、外来の電気ノイズなども低減します

探触子で受信した超音波信号の内、自分で発した超音波でない、音響ノイズは当然芸減します。また、前のPRFで出した、超音波も一般的には小さくなります。

一方金属の粒界などからの反射は、れっきとしたエコーですので、そのままでは小さくなりません。

探触子を少し移動し、その間の平均化処理をすると、この様な所謂林状エコーは小さくなります。一方欠陥などは、探触子有効ビーム幅内ではそれほど信号に変化がないので、小さくなりません。よって、この場合はSNが向上します。
原理上は、平均化数をN回とすると平均化処理で、ノイズは1/(N)になります。

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製造可能な最小の振動子径は?

振動子の径は何処までも小さくできます。が、厚さ振動以外が発生します。正確には大きな振動子でも常に色々な波が発生していますが、径が小さくなると厚さ振動より径振動が目立ってきます。両方が混じって変な波形になります。厚さは径の1/3出来れば1/5以下にすると径振動は目立ちません。

通常セラミック振動子は5MHz0.3mm前後の厚さです。この5倍の1.5mm程度が無難な寸法です。悪い波形の形を我慢すれば1mmでもよいでしょう。