超音波レーザー・プロファイラー

超音波可視化装置UVSでは、一度に広い面積に広がった音を画像として取り込め便利です。
が、試験片は両面研磨されている
透明ガラス以外は明瞭に観測できません。

偏光された細いレーザー・ビームを用いて、プラスティックなどの透明、半透明な材料は勿論、
両面が並行でなくても観測できる超音波レーザー・プロファイラーです。
超音波レーザー・プロファイラーの出力はオシロスコープで観測します。
UVS
と異なり、時間ベースの波形計測となります。

ハイドロホンなどで個体媒質の表面で音圧を測定する場合、その音圧が何に起因しているのか判りません。
例えば、2つの波が重なっている状態を観測しているのに1つの波と判断すると、大きな間違いを犯します。
表面に伝わる前の内部の状況を判断できるので重要な計測ツールとなります。

ULP本体は手の上に乗る小さな装置です。市販パルサー、ULP本体とファンクション・ジェネレータを組み合わせて使う事もできます。が、標準セットにはスパイク型パルサーが含まれています。
これはULPを制御する為の回路を含んでいます。また、市販パルサーは色々な理由から、必ずしも理想の研究用パルサーとして設計されていません。例えば肉厚測定が安定させる為、パルサーの出力インピーダンスを比較的高くしています。すると、振動子からはスパイク形状で励振したのでない音が発生し、音の発生理論と合わなくなります。その為広い範囲の種々探触子に対応できる専用の低出力インピーダンス1Vパルサーとの組み合わせを標準セットとしています。

レーザープロファイラの観測波形と同じ付近を測定した5MHz20MHzハイドロホンの比較

ULP11の仕様 注意:仕様は予告なく変更されます。

構成:レーザー・プロファイラーの本体 と BLP48
レーザー・クラス:クラス2相当(
可視光で出力は1mW以下(波長:400700nm)
瞬きなどの目の嫌悪反応により安全。

レーザー・ビーム径: 実効φ0.3標準 レーザー受信側マスクにより、0.2φ、0.0.5x1mm長方形にできます。マスクに関しては別途ご相談ください。
受信帯域: 10kHz25MHz
レーザー・ユニット・ベース取り付け:カメラ用タップが切ってありますので、雲台を使って自由な位置に設定できます。

オプション1:BLP48パルサー無 レーザー・クラスは制御法に依って異なります。クラス3以上に成る事があります。

オプション2BLP49パルサーに変更 500V4nsの高速パルサーです。10MHz以上の高い周波数の試験に使います。

オプション3:パルサーをリモート型とします。探触子までのケーブル長さを短く出来るのでより理想の波形になります。オプション1,2に対しては追加できません。

なお、既に高出力な弊社のLBPシリーズやKitPRAD2xをお持ちの場合、そのまま使える場合もあります。ご相談ください。

 

 

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